2009年東海道五十三次写真
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嵩山は、峠の直前の宿です。ふもとと言っていいくらい。今では、町ですらなく、小さな集落という感じで、こんな旅をしていなかったら、多分一生知る事も、来る事もなかっただろうなと思います。此処に、宿があり本陣が有り人がとまっていた時代が有ったなんてね。街道沿いのちいさなお地蔵さんに、花をそなえて一心不乱になにかを祈っている人がいたのがなんだかとても印象に残っています。
地図上でみるとそんなに長い道行きでも無いですが、のぼりが急なので結構時間を食います。植林された杉が生い茂って荘厳な感じでした。
因に山頂付近ののほんのわずかな区域をのぞけば、携帯は入りました(au)
昇りの道中、茶屋跡の手前で、藍染めの瀬戸物のかけらを拾いました。いつのものかなんてわかりません。つい最近に、近所のおっちゃんが落としたものなのか、江戸時代のおっちゃんが捨てたものなのか。
いずれにせよ、今となっては何処の誰が使ってて、その人はその後どこへ行ったのか、全然分からないから何だか、みるたびドキドキします。誰それが愛用していた茶碗。とかよりも断然。
歴史に名を残した人よりも、名も無く誰一人覚えていないただの人のほうにロマンを感じるのですよね。
たとえば、昔の風景写真の端っこにうつり込んじゃったただの人が、どんな人生をおくって何処で死んだのか。とかそんなとこ。
国家試験を終えて、福岡のスタバで夜の出発までの時間を待ちました。豚骨ラーメン濃い…
夜行バスってなんだかどうしようもなく魅かれるものがあります。
私がこれまで夜行バスに乗って来たのは主に、海外へ行く時でした。おおげさかもしれないけど、いつも、心の片隅で、もう二度と帰って来れない可能性を感じているのです。家族や自分がそれまで過ごした場所や、見て来たものの大事さを思い知りながら、不安と寝ごごちの悪さで、浅い眠りの合間合間に、オレンジ色の明かりの流れていくのをぼーっとみたり、大型トラックが走る音を聞いたり、好きというのとはすこし違うけど、夜行バスってときどき無性に乗りたくなります。
飛行機よりも、もっとずっと遠い場所に連れて行かれそうな感じ。
朝がくると、うきうきでそんな気持ち忘れてしまうんですけどね。
今はそんなに大きな旅ではないけど、やっぱり、遠いところにいくんだなという感じがするのです。
高校2年生で思い立って、何度も模試で泣かされて、大学入って6年間勉強して、受かったか受からないか分からないけど、国家試験が今日終わった。勉強仲間も解散です。今日と明日とには、なんだかとても大きな隔たりがあるような気がします。
三ヶ日についたのは10時近くになりました。名古屋からが長いのですよね…
久々だけどなんだかついこの間、ここに居たような気がします。日本全国数えきれんほどの町があるのに、二度もここにくるなんてね。3度目は、きっと無いけど。
梅のはなが満開で、天気も何の心配も無くて、絶好の峠日和です。
五十三次
プロフィール
HN:
のじ
性別:
非公開
自己紹介:
にこにこぷんで育ちノストラダムスに本気で怯えたぐらいの年。
山陽道はじめました。
たびのじん 山陽へ も宜しく。
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